里帰り中、よく両親から言われた言葉です。

私は子供のころからとにかく責任感が強く、バカがつくほど真面目でした。何かをしようとする時は、する前からひたすら考えて煮詰まって結局できなくなるような、そんな頭でっかちな人間でした。それ故に大学時代に鬱を患い、1年くらい記憶がすっぽ抜けるレベルで苦しみ、2年かけて考え方を少しずつ柔らかくして立ち直りました。

鬱を治してからは、相変わらず真面目は真面目ですが適度ないい加減さも身に着けて、割と上手く生きてこれた気がします。自分に合う仕事も見つかり、もう大丈夫、と思っていました。でも、まだまだ危ういと感じたのが、子供を産んでからの1ヶ月間でした。

生後3週ほどで、赤ちゃんは飲んで寝ての生活から徐々に起きている時間が増え、外界を認識し始めるそうです。それまでは「授乳してゲップ出してお布団に置いてねんね」、の繰り返しだったのが、突然「授乳してゲップ出してお布団に置いたらお目目ぱっちり」に変化して、当時の私はひどく混乱しました。

思い返せば新生児はものすごいスピードで成長するので、1日で変化があって当たり前なのですが、「寝ない!なんで?寝かさないと!」って無意味に焦りました。そうすると不思議なもので、母親のそういう焦りが伝わるのでしょうか、落ち着かなくてお昼寝すらしなくなるんですよね。「新生児なのに10時間も起きたままだよ?大丈夫なの??」と混乱はピークに達し、最後の手段とミルクを足しても寝なかった時にボロボロ泣き出してしまいました。

結局見かねた両親が見ててあげるから少しシャワーでも浴びてきなさい、と言ってくれて、泣きながらシャワー浴びてる間に、娘は父のトントンで寝付いてました。

 

「眠くなれば寝るんだから、泣いてなきゃ気にしなくていいし、泣いてても少しくらい泣かせればいいんだよ。」

そう言われても、「こうあるはず」という型を勝手にはめようとしてしまって、それに当てはまらないことに苛立ち、不安になり、そうできない自分を責める。この思考って、鬱の時と同じだなと。型にはめる対象が娘か自分自身か、だけの違いです。

幸い今は、そういう思考に陥ってる自分を時間はかかってもちゃんと自分でブレーキ掛けられるので、鬱状態にまではならずに済んでいますが。まだこういう思考の癖はしっかり残っているんだなと再認識しました。

 

子育ては初めての事の連続で、しかも決まった方法なんて無くて。「こうするべき」「こうなるはず」みたいな情報はネットにも本にもたくさん溢れてて。いちいちそれらと比較していたらキリが無いのだから、もっと気楽に、自分の楽なように、娘が快適なように育てていけば良いんだと。

頭では分かっててもたまに暴走するんですが、ちゃんと心に留めておかないとと思います。